明日は卒業式。
私の大好きな人が卒業していく日。
ずっと先だと思っていた日がいつの間にか翌日に迫っていて、もうこれから眠れば数時間後の出来事になってる。
覚悟していたはずなのに、落ち込んで、どんどん不安になってる私。
スーツを着たあの人を見るのは、あの人が就職活動をしているところに偶然会って以来だ。
スーツを買ってきた、とか、受け取ってきた、とか、こまごまと話は聞いていた。
シャツの色とかネクタイの色とかも知ってる。
ネクタイなんて、買うときついてったからどんなのつけるのかも実は分かってる。
でも、想像がつかない。どんな姿で明日会場から出てくるのか。
どんな顔して皆と話すのか。どんな調子で飲み会を過ごすのか。
想像したくない。
「いなくなる」って事実がどんどん現実味を帯びていって、それにつれて私はどんどん追い詰められていく。
本当にいなくなるわけじゃない。ちょっと離れるだけ。だけど・・・
もっと一緒にいたかったし、一緒に話したかったし、遊びたかった。お酒も飲みたかった。
貪欲になっていく自分も分かるけど、でも全然、やっぱり足りなかった。
一杯あの人との時間を作ろうとして頑張ってた、けど、間に合わなかった。
もっと早く、あの人への気持ちに気づいていたらなぁ・・・。
諦めたわけでもなく、再び振られたわけでもなく。
ただ、あの人が卒業するという事実に対しもっと余裕のある自分で向き合いたかった。
そういう後悔が付きまとうわけです(´・ω・`)
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